一般財団法人環境イノベーション情報機構
今後100年を見通した国土づくりのグランドデザイン ITを活用し省内でアイディア公募
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2002.04.30 【情報源】国土交通省/2002.04.26 発表
国土交通省は、今後100年を見通した具体的な国土づくりのイメージ像として「国土づくりの超長期グランドデザイン(仮称)」を作成することを決めた。このグランドデザイン作成は、人口減少・高齢化社会の到来、地球環境問題の深刻化、急速な技術革新など、この100年のうちに日本の経済社会に大きな枠組み転換が起こると想定されているにもかかわらず、むしろ日本経済に対する不安感、不透明感が高まっている中で、将来どのような国土、社会を実現しようとしているのかを明瞭な形で提示し、国民の間に議論を喚起し、最終的に国土づくりについての共通認識を形成することを目的としている。
提案は、(1)将来への不安感・不透明感を払拭する、生活に身近な課題に沿った内容、(2)世代交代による価値観・意識の変化、技術革新を反映した新生活様式の提案、(3)国際競争力の強化、地球環境問題への対応など、持続可能な発展を支える戦略に応える内容−−を盛り込み、将来像の提示とあわせ、具現化に向けての行政・民間・公共の取り組みのあり方につい
ても提示するとしている。
なお、作成にあたっては、国土交通大臣直属のワーキンググループ「超長期グランドデザイン・タスクフォース(仮称)」をテーマごとに設置し、意欲・アイデアのある若手・中堅職員を所属と関係なく省内で公募し、このワーキンググループのメンバーとするほか、ITを活用した企画提案の投稿システムを創設する。【国土交通省】