神奈川県　電気自動車の個人購入者に対する調査結果を公表

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2012.05.28 【情報源】地方自治体／2012.05.25 発表

　神奈川県は、平成24年5月25日、株式会社日本能率協会総合研究所と連携して、平成23年10月から11月にかけて実施したＥＶを購入した個人を対象とした調査結果をとりまとめ公表した。
　公表によると、購入者の傾向は20歳代から70歳代まで幅広い世代による購入があり、電気自動車1台のみ保有は52.4％、ガソリン車など複数台保有は43.4％であった。家屋形態と駐車位置については、戸建ての敷地内車庫が84.6％、集合住宅附帯の車庫は10.5％であった。1日あたりの平均利用距離は50km未満で72.1％であったのに対し、80km以上が6.3％であった。
　総合的性能の評価では、毎日の自分の日常生活の大半で十分な性能30.8％、特殊な長距離移動を除けば年中利用に十分な性能30.1％など、通常の利用における評価は高いが、エアコン使用時のバッテリー減り具合では大半が気にしながら、残電量表示の確からしさで概ね半数が精度の不十分さを指摘している。
　今後期待するものとしては、カーナビ充電箇所情報の充実67.8％、緊急時の出張充電サポート55.9％、車から家庭への給電機能46.2％などであった。【神奈川県】