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環境ニュース[国内]

沸騰水型軽水炉での全炉心MOX燃料装荷試験に先立ち、フランス原子力庁と試験実施取決め締結

エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.04.22 【情報源】原子力安全・保安院/2002.04.22 発表

 経済産業省が平成12年度から(財)原子力発電技術機構(NUPEC)に委託して実施している「全炉心混合酸化物燃料信頼性実証事業」の中で、フランス原子力庁のカダラッシュ研究所の臨界試験装置を使用した試験を実施するにあたり、NUPECと仏原子力庁原子力開発局との間で共同研究に関する実施取決めが2002年4月24日に締結されることとなった。
 「全炉心混合酸化物燃料信頼性実証事業」は、今後高燃焼度のMOX燃料(使用済み核燃料の中から回収したプルトニウムを通常のウラン燃料と混ぜた燃料)による炉心が計画された場合に安全性評価を行うためのデータ蓄積を目的として実施される試験調査事業で、当面は(1)臨界試験装置を使用した炉物理試験と(2)MOX燃料の装荷率を炉心全体の1/3程度とした炉での燃焼後調査の実施を予定している。
 このうち、カダラッシュ研究所の臨界試験装置を使用して行うのは、BWR(沸騰水型軽水炉)でさまざまなパターンの全炉心MOX燃料装荷格子配列を試み、炉内の様子の違いを見る試験。NUPECが施設、要員、資機材、測定装置を提供し、ダラッシュ研究所が試験計画の沿って実際の試験を行うこととなっている。なお、実際の試験は2003年10月頃から開始され、
約4年間で試験を完了する予定となっているが、研究協力期間は準備期間も含め2002年4月以降の7年間と設定されている。【原子力安全・保安院】

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