一般財団法人環境イノベーション情報機構
新型転換炉ふげん、排気筒ガスモニタの放射性物質濃度上昇で手動停止
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.04.22 【情報源】原子力安全・保安院/2002.04.22 発表
核燃料サイクル開発機構の新型転換炉ふげん発電所(定格出力16.5万キロワット)は調整運転中の4月17日に、原子炉内で発生した希ガスを滞留させ排気筒へ導く装置のガスモニタの放射性物質濃度指示値が上昇していたが、4月21日11時30分頃から更にモニタの指示値が上昇し始め、その後、排気筒ガスモニタの指示値も上昇していることが確認されたため、4月21日12時31分に、原子炉を手動緊急停止した。なお、この件によるINES(原子力施設のトラブルに対する国際評価尺度)の暫定評価では0+(安全に影響を与えうる事象)で、外部に対する放射能の影響はないという。【原子力安全・保安院】