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環境ニュース[国内]

アズビル、EVリース顧客のコミュニティーがEV導入に伴う38tの排出枠の認証取得

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.04.16 【情報源】企業/2012.04.10 発表

 アズビル(旧山武)と自動車リースの三菱オートリースが共同で運営する電気自動車(EV)リース顧客のコミュニティーは、EV導入に伴うCO2排出削減で、国内クレジット認証委員会(3月23日開催)から38tの排出枠の認証を取得した。2011年3月に続いて2回目の認証となる。認証に合わせて異なるメーカーの複数車種のEVによる排出削減事業計画を提出し、再承認された。

 コミュニティーは「えこりは」と呼び、EVの普及促進や環境貢献活動が目的。三菱オートリースのEVリースを利用する顧客企業が会員になっている。各会員のEVから生まれる少量のCO2排出削減量を、取り扱いできる量にまとめて排出枠にする取り組みを展開し、アズビルが削減量の算定や承認手続きを担当する。2011年3月に、国内初のEV由来の排出枠創出事業として30tが認証された。

 今回認証された38tは、2011年12月末時点の会員企業34社が使用しているEVの電力使用量のデータに基づいて算定した。えこりはは、認証された排出枠全量を三菱UFJリースに売却し、収益をEVやPHV(プラグインハイブリッド車)の普及事業に活用する。2011年3月に認証された排出枠の収益金はEV専用の200V充電器1基の購入費用にあて、京都府の総合庁舎に寄贈した。

 再承認された排出削減事業計画は、これまでと内容を変更して申請した。従来の三菱自動車の軽EV「i-MiEV(アイ・ミーブ)」に加え、日産自動車のEV乗用車「リーフ」と、2011年12月発売の三菱自動車の軽EVワゴン「MINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)」を対象車種にした。車種の拡大で排出枠の増加も見込まれる。アズビルはえこりはの運営を継続し、EV普及を推進していく。【アズビル(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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