一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成23年の日本周辺海域の海洋汚染発生確認件数は391件
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2012.04.06 【情報源】海上保安庁/2012.03.23 発表
海上保安庁は、平成24年3月23日、平成23年の日本周辺海域での海洋汚染確認件数が前年よりも86件減り391件であったと発表。原因物質別では、油類による汚染が256件(22年:300件)、廃棄物による汚染が91件(同:126件)、有害液体物質による汚染が3件(同:6件)、赤潮・青潮による汚染が16件(同:12件)、工場排水などによる汚染が25件(同:33件)−−であった。前年比44件減るも全体の6割以上を占め、依然として油類による汚染の発生確認件数が高かった。
また、平成23年に送致した海上環境関係法令違反件数は593件で、前年比で45件とこちらも減少したが、その内訳は、漁船等によるビルジの故意排出33件、燃料の移送中における貨物船等からの過失による排出が92件であり、また、廃棄物については、船舶からの投棄が25件、陸上からの廃棄物の投棄が86件であり、依然として処理費用の削減等による船舶からの油類の不法排出、廃棄物・廃船の不法投棄が跡を絶っていない。【海上保安庁】