一般財団法人環境イノベーション情報機構
東北地方及び関東地方における一般家庭等で使用される薪及び薪の灰等の調査結果 公表
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2012.02.27 【情報源】環境省/2012.02.24 発表
環境省は、平成24年2月24日、東北地方及び関東地方における一般家庭等で使用される薪、薪の灰及び煙突からの排ガスに関する調査結果を公表した。調査は、 平成24年2月4日から2月12日に岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県の65箇所で実施した。
公表によると、岩手県、宮城県、福島県及び茨城県の一部の薪の灰において8,000Bq/kgを超える放射能濃度を検出、薪では最高値1,460Bq/kg、薪の灰では最高値240,000Bq/kgであった。また、排ガスの放射能濃度は1箇所(0.4Bq/m3)を除き不検出であった。
今回の調査結果を受けて、環境省では、薪ストーブ等を使用する場合は、その使用に伴い発生する灰が高濃度にならないよう、できる限り流通している薪(林野庁の指標値である40Bq/kg以下のもの)又は安全が確認されている薪を使用すること。やむを得ずそれ以外の薪を使用する場合には、放射性セシウムが付着している表面の部分を取り除いて使用することが望ましいこと。薪の灰については、その安全性が確認された場合を除き、庭や畑にまくことなく、市町村等が収集し、保管・処分等を行うこと。−−を呼びかけている。【環境省】