一般財団法人環境イノベーション情報機構
教育施設での吹き付けアスベスト 使用実態調査の状況を公表
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2012.02.20 【情報源】文部科学省/2012.02.17 発表
文部科学省は、学校施設等に使用されている、吹き付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウール使用実態調査について平成23年10月1日時点での結果をまとめ公表した。この調査は、子どもたちなどの安全対策に万全を期すため、平成17年7月末から「学校施設等における吹き付けアスベスト等使用実態調査」を実施しているもの。
公表内容によると、調査対象となった139,821機関のうち、平成22年10月1日時点で使用実態調査が未完了であった628機関について、調査の早期完了を要請したところ、調査未完了機関数は157機関までに減少していた。
また、平成22年10月1日時点で29機関であったアスベスト等の粉じんの飛散によりばく露の恐れのある室等を保有する機関数は、22機関に減少し、この22機関についても使用禁止等の応急措置が済まされていた。
同省では、今後、未完了の機関に対しては、通知文を発出し使用実態調査の早期完了の徹底を要請するとともに、国公私立小中学校等の対策工事のための補助を引き続き実施する等の対応をするとしている。【文部科学省】