一般財団法人環境イノベーション情報機構
気象庁 2011年12月のエルニーニョ監視速報を発表
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2012.01.11 【情報源】気象庁/2012.01.11 発表
気象庁は、エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する2011年12月の太平洋赤道上の大気・海洋の状況と2012年7月までの見通しについて発表した。発表によると、エルニーニョ監視海域(太平洋赤道域の日付変更線付近から南米のペルー沿岸にかけての広い海域)の海面水温が基準値より低かったことなどから、現在ラニーニャ現象は持続しているとみている。
今後の見通しとしては、エルニーニョ予測モデルが、エルニーニョ監視海域の海面水温が、今後春にかけて基準値より低い値から基準値に近い値へ推移すると予測していることから、ラニーニャ現象は春の間に終息する可能性が高いとしている。
ラニーニャ現象が与える影響としては、12月の日本の天候において、北日本と東日本の低温、東日本日本海側の多雨、沖縄・奄美の寡照がラニーニャ現象時の傾向と一致していた。【気象庁】