一般財団法人環境イノベーション情報機構
柏市内の周辺より空間線量率が高い箇所における調査の最終報告書を公表
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2012.01.04 【情報源】環境省/2011.12.28 発表
環境省は、平成23年12月28日、柏市内で10月21日に発見された、周辺より空間線量率が高い箇所における調査の最終報告書を公表した。公表によると、高線量箇所の土壌の粒度組成分析等の結果から他の地域から持ち込まれたものである可能性は無いこと、放射性セシウム134と137の量の比が福島原発の事故に伴い放出され他の地域と同程度であったことから、今回の場所は、事故由来の放射性セシウムが蓄積している可能性が高いとしている。
環境省では、今回の事例から、空間線量率が比較的低い場所においても、一定の条件下で高濃度の汚染が発生することが示されたことから、今後は、高濃度箇所発見に向けて、地方公共団体に分かりやすく情報提供を行うとともに、調査等の関するガイドラインを作成し、迅速かつ適切な対策を推進するとしている。【環境省】