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環境ニュース[国内]

「平成13年度ODA民間モニター報告書」まとまる

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.04.08 【情報源】外務省/2002.04.05 発表

 外務省は平成14年4月5日までに、『平成13年度ODA民間モニター報告書』をまとめた。
 外務省では平成11年度より、一般の人々にODAの現状を知ってもらうため、「ODA民間モニター制度」を創設している。この制度は、公募により選出されたモニターに一般国民としての視点から、直接ODAの現場を視察してもらい、意見を述べてもらうもの。全国より幅広い年齢、職業を有する5,230名の応募があり、小論文の審査後、各都道府県ごとに抽選によりほぼ男女各1名ずつ定員の計104名を選出、更に10チームに分け中国・バングラデシュなど11か国に派遣を行い、それぞれ約1週間程度視察を実施した(ネパール・シンガポールは同一グループが視察)。
 この報告書は「第1章:日本のODAについて」「第2章:平成13年度ODA民間モニター制度について」「第3章:ODA民間モニター座談会・ODA現場を視察して」「第4章:ODA民間モニターからの報告」「第5章:訪問国紹介」から構成されている。
 第2章の座談会では、モニターから「国民1人当たりのODA負担額は1万円程度ということだが、今回視察をして、これだけのことをやって、この負担金なら安いのではないかと思う。(また、日本が現地の人材養成に協力しているのと同時に、海外青年協力隊などで活動している)日本の若者を育ててもらっているとも感じた。」「欧米型ODAは何かを分け与える「施し」だが、一緒に汗を流すという日本的なODAの独自性を(より鮮明に)出すならば、共感し、感動できるような支援になる。」などの発言が出た。
 また、この座談会に出席した女優の高田万由子さんは、これらのモニター意見を聞き、「日本のように平和な環境で育っていると、海外に出てもっと根本的な「生きる」という部分に気づかされるのではないか」「日本ではボランティアを特別なものととらえる人が多い。みんながもっとボランティアをスムーズに、当たり前にできる社会の雰囲気作りが必要ではないか」とコメントしている。【外務省】

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