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環境ニュース[国内]

コカ・コーラ、キリン、伊藤園など、飲料市場のこん包資材の標準化でCO2削減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.10.21 【情報源】企業/2011.10.18 発表

 日本コカ・コーラ、キリンホールディングス、伊藤園など飲料メーカーを含む消費財流通業界15社は、飲料市場の「段ボールカートン」と呼ぶこん包資材(箱)の標準化を進め、プロジェクト委員会が策定した規格に基づき具体的な展開を決めた。幅広く採用されることを意識し、参加企業以外にも規格と展開を公表する。規格では、段ボールカートン1ケースあたりでCO2排出量を4〜10%削減する。

 500mLのPETボトル入り茶系飲料の段ボールカートンを標準化して規格を定めた。カット用のミシン目を残してカットテープを廃止し、持ち手もなくすほか、箱の側面で幅が短い方のふたの面積を縮小する。併せて、外装の印刷表示のガイドラインも決めた。持ち手とカットテープの廃止は2012年出荷品以降、全国で順次、側面のふたの面積縮小は10月下旬から首都圏の一部店舗で切り替える。

 CO2排出量の削減効果は、カットテープの廃止が1ケースあたり約0.87g、側面のふたの面積縮小が1ケース約7〜18gとなる。これによって従来の段ボールカートンと比べ、CO2排出量を1ケースで4〜10%削減できる。標準化で小売店や卸業者の現場での作業効率も高まる。プロジェクト委員会は、メーカー、配送、販売に関わる各社が環境への貢献と、流通の効率化を狙いに2010年10月に立ち上げた。

 参加企業は、メーカーが日本コカ・コーラ、キリンホールディングス、伊藤園と、アサヒ飲料、味の素、花王、サッポロホールディングス、サントリー食品インターナショナルの計8社、卸業者は伊藤忠食品など4社、小売業界はイオンなど3社。今後、今回の取り組みを基に、こん包資材関連や環境をテーマにした新たなプロジェクトを進める。【日本コカ・コーラ(株)】【キリンホールディングス(株)】【(株)伊藤園】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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