第1回「CCS実証試験実施に向けた専門検討会」　開催

　経済産業省は、第1回「CCS実証試験実施に向けた専門検討会」を平成23年10月26日に開催すると発表。
　二酸化炭素回収・貯留（CCS：Carbon dioxide Capture and Storage）の大規模実証試験実施に向けて、これまでに実施した地質等の調査結果を技術的観点から評価し、その結果を踏まえて試験の実施計画を策定することを目的に、専門的知見を有する外部有識者による検討会を開催するもの。
　CCS は、発電所や工場等の大規模排出源から分離回収した二酸化炭素を地層に貯留する技術で、二酸化炭素の排出削減効果が大きく、地球温暖化対策の重要な選択肢の一つとして世界的に期待されている。
　国内では、平成20年度から候補地点における地質調査等を進められており、調査が最も先行している苫小牧沖については、平成23年6月に地質調査が終了している。【経済産業省】