一般財団法人環境イノベーション情報機構
「南アフリカ主催気候変動に関する閣僚級会合」開催
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.09.13 【情報源】環境省/2011.09.12 発表
環境省は、平成23年9月8、9日に南アフリカ主催の気候変動に関する非公式閣僚級会合が南アフリカ・プレトリアにおいて開催されたと発表。今回の会合には約40ヵ国の国、機関及び気候変動枠組条約事務局が参加、ダーバンCOP17では資金、技術、適応、緩和の全ての分野で包括的、野心的でバランスのとれた成果を目指すことが重要との認識で一致した。
特にCOP17はアフリカで開催されることから資金、適応や技術の分野での前進が重要であり、このため緑の気候基金やカンクン適応枠組みといった組織的事項などカンクン合意の内容を着実に実行に移していくことが重要、緩和については先進国が率先して取り組むことはもちろん途上国の行動も重要等の意見があった。
京都議定書の将来や今後の法的枠組みについては、依然として各国の主張の隔たりは大きいもののダーバンに向けて引き続き政治レベルでの議論が必要であること、一方でダーバンでは全てを解決することはできず、現実的な議論を進めていくことも重要との認識で一致した。【環境省】