気象庁　2011年夏（6〜8月）の天候を公表

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.09.02 【情報源】気象庁／2011.09.01 発表

　気象庁は、2011年（平成23年）夏（6〜8月）の天候について取りまとめ公表した。
　公表によると、夏の平均気温は太平洋高気圧が強まって気温が平年を上回り猛暑日となる時期がり、太平洋高気圧が弱まって気温が平年を下回る時期もあったが、平均すると全国的に高く、特に北日本では平年を1℃以上上回った。
　降水量は西日本で多かったほかは、平年並か少なかった。しかし、台風や前線、湿った気流などの影響により、6月中旬は西日本を中心に、6月下旬は北日本を中心に、大雨となった。また6月下旬は、沖縄・奄美でも大雨が降った。7月は中旬には東・西日本太平洋側で大雨となったほか、7月終わりには、新潟県と福島県会津では記録的な大雨が降って甚大な災害が発生した（「平成23年7月新潟・福島豪雨」）。また8月は上旬に沖縄・奄美で、中旬は北日本から西日本の日本海側で、下旬には東・西日本の所々で、大雨となった。
　猛暑日については、東日本で平年を上回ったところが多かったが、その他の地域では平年を下回ったところが多かった。真夏日、日最低気温25℃以上の日数は、全国的に平年を上回ったところが多く、特に群馬県の前橋では夏の猛暑日日数の最大値を更新しほか、沖縄県の西表島と石垣島では夏の日最低気温25℃以上の日数の最大値を更新した。【気象庁】