自動車ＮＯｘ・ＰＭ法に基づく総量削減基本方針案についての意見募集結果を公表

　環境省は自動車ＮＯｘ・ＰＭ法に基づく総量削減基本方針案について、平成１４年３月１２日まで意見募集を実施していたが、このほど期間中寄せられた意見の概要とこれに対する環境省の考え方について取りまとめ、公表した。
　公表内容によれば、期間中寄せられた意見は１４８通。１通に複数意見が書かれているものなどを整理するとのべ２１８件の意見があった。
　内訳としては車種規制の緩和もしくは廃止を求める意見が１２２件と最も多く、排出ガス低減装置の普及支援の実施など、自動車単体対策の強化に関する意見（５３件）、買い換えに関わる経済的優遇措置の実施など、車種規制の実施に関する意見（１１件）がこれに続いた。
　なお、最も多かった車種規制の緩和・廃止を求める意見について、環境省では「車種規制の具体的基準は意見募集手続きを経て平成１４年２月に決定したばかりで、平成１４年１０月からの施行となる」と説明している。【環境省】