第4次環境基本計画策定に向けた意見募集開始

【環境行政 行政資料】 【掲載日】2011.08.09 【情報源】環境省／2011.08.09 発表

　中央環境審議会総合政策部会は、「第4次環境基本計画策定に向けた中間とりまとめ」を平成23年8月9日に公表するとともに、環境基本計画の策定の方向性について、今後の審議の参考とするために9月7日まで意見募集を行うことにした。
　環境基本計画は環境基本法に基づいた、環境保全に関する総合的・長期的な施策の大綱を定める計画。
　今回公表された中間とりまとめは、今後の環境政策の展開の方向として、[1]政策領域の統合による持続可能な社会の構築、[2]国際情勢に的確に対応した戦略をもった取組の強化、[3]持続可能な社会の基盤となる国土・自然の維持・形成、[4]地域をはじめ様々な場における多様な主体による行動と協働の推進−−の4点から考えていくことが必要だと指摘。
　また、第4次環境基本計画の構成は、事象横断的な取組として、[1]経済・社会のグリーン化とグリーンイノベーションの推進、[2]国際情勢に的確に対応した戦略的取組の推進、[3]持続可能な社会を実現するための地域づくり・人づくり、基盤整備の推進−−の3つを重点分野と設定し、また、事象面では、[1]地球温暖化に関する取組、[2]生物多様性の保全及び持続可能な利用に関する取組、[3]物質循環の確保と循環型社会の構築のための取組、[4]水環境保全に関する取組、[5]大気環境保全に関する取組、[6]包括的な化学物質対策の確立と推進のための取組−−の6つを重点分野として設定し、具体的な記述を行うとしている。
　なお、意見の提出方法等詳細に関しては、プレスリリースを参照のこと。【環境省】