一般財団法人環境イノベーション情報機構
奈良県 エネルギー需給計画を策定へ 省エネ型に転換、年度内にも
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2011.08.04 【情報源】地方自治体/2011.06.22 発表
奈良県の荒井正吾知事は6月22日の定例会見で、県内のエネルギー供給量と消費量を調べ、省エネ型を目指す「エネルギー需給計画」を年度内に策定する方針を示した。また、サマータイムについては導入断念を表明したものの、県庁で消灯している昼休み時間を1時間遅らせ、消費電力のピークをずらすことで供給側の負荷を軽減するなど、新たな節電対策を打ち出した。エネルギー消費の実態を明らかにし、できるだけ省エネ型に転換して電気だけに頼らないライフスタイルの提案を目指すという。
一方、荒井知事は県庁で検討していたサマータイム導入について、省エネ効果が期待できないことを理由に断念した。
県庁の開庁時間は午前8時半〜午後5時15分で、県は業務時間の30分前倒しによる節電効果を検討したが、電話対応業務のピークは午後4時半ごろで、サービス低下を避けようとすると残業につながることが判明。2シフト制も検討したが、いずれも効果が期待できなかったといい、荒井知事は「効果がはっきりしないものを導入するのはよくないと判断した」としている。 総務部知事公室広報広聴課 TEL:0742-27-8325 【奈良県】