一般財団法人環境イノベーション情報機構
女川原発2号機の水漏れ 東北電力の「原因と対策」報告書を妥当と判断
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.03.27 【情報源】原子力安全・保安院/2002.03.27 発表
女川原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力82万5千キロワット)のタービン建屋から水漏れが発見された件で、東北電力(株)は、その原因と対策に関する報告書を平成14年3月25日に原子力安全・保安院に提出していたが、同院はその内容を検討した結果として、「妥当である」との判断を3月27日付けで公表した。報告書では水漏れの原因を、(1)復水系母管の片側に取り付けられた2本の復水流量計つけ根部での溶接溶け込み不足、(2)運転に伴って発生する振動による溶接部への継続的な応力負荷の発生にあると推定。対策としては、該当する2本の配管を撤去し、計器を振動の影響のより少ない反対側の配管から分岐して取り付けるとしていた。 【原子力安全・保安院】