平成21年に発生した水害による被害額　約2,861億円に

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.03.09 【情報源】国土交通省／2011.03.09 発表

　平成21年に発生した水害被害額の確報値が、全国の合計で約2,860億円にのぼったことが、国土交通省の平成23年3月9日付け発表であきらかになった。
　平成21年は、「梅雨前線豪雨」及び「台風9号」などにより、兵庫県、福岡県や山口県を始めとして全国各地で大規模な水害が発生しました。
　水害被害が大きかった都道府県は、[1]兵庫県、[2]福岡県、[3]山口県等であり、市町村別に見ると、梅雨前線豪雨による直方市（福岡県）、防府市（山口県）、台風9号による佐用町・朝来市（兵庫県）、美作市（岡山県）等で大きな被害となった。また、台風9号による水害被害額（約1,400億円）が、全体の約5割（49.0％）を占め、梅雨前線豪雨による水害被害額（約990億円）が、全体の3割強（34.6％）を占めた。
　これらの水害により、死傷者319名、被災建物棟数が約2万9千棟に上るなど甚大な被害が発生していた。
　平成21年は台風の上陸が1回だけであったが、各地で記録的豪雨による被害が相次ぎ、結果として平成12年（2000年）からの過去10年間で5番目の被害額となった。【国土交通省】