一般財団法人環境イノベーション情報機構
2012年までの森林・林業分野の地球温暖化対策プランを発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.03.20 【情報源】林野庁/2002.03.19 発表
林野庁は平成14年3月19日に開催された地球温暖化対策推進本部の会議で、新たな「地球温暖化対策推進大綱」を決定されたことを受け、2003年から2012年までの森林・林業分野での地球温暖化対策プランである「地球温暖化防止森林吸収源10カ年対策」の内容を発表した。新大綱では、「森林吸収分として90年比3.9%程度の二酸化炭素量吸収量を確保する」との目標が設定されているが、林野庁によると、現状の森林整備状況のままではこの目標が確保できないおそれがあるという。
このため、「10カ年対策」では平成13年10月に閣議決定された森林・林業基本法に基づき、(1)森林整備、(2)保安林管理、(3)森林整備へのNPO・地域住民の参加、(4)木材、木質バイオマスの利用−−などの施策を強力に推進するとしており、また森林吸収量の報告、検証体制も強化するとしている。【林野庁】