一般財団法人環境イノベーション情報機構
気候サービスのための世界的枠組みに関するハイレベルタスクフォース 最終会合開催
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.12.16 【情報源】気象庁/2010.12.16 発表
気象庁は、気候サービスのための世界的枠組みに関するハイレベルタスクフォース第5回会合(最終会合)が、平成22年12月13日〜15日に、スイス・ジュネーブで開催されたと発表。ハイレベルタスクフォースは、平成22年2月以来これまで5回の会合で「枠組み」の構成要素などのあり方について検討を行い、今回、最終報告書について概ねの合意に至った。
最終報告書には、提供される気候サービスの現状を整理し、利用者が求める気候サービスと現実とのギャップを整理し、そのギャップを埋めるための「枠組み」のあり方を提示するとともに、「枠組み」を構築し実施するにあたって重視すべき点として、利用者にとっての気候サービスの利用のしやすさの改善、継続的な気候サービスの提供、気候サービスの基盤となる観測や研究の推進などを指摘。さらに、途上国における気候サービスの改善のための能力開発を一つの柱とすべきなどの内容が盛り込まれる予定。
なお、最終報告書は平成23年1月に世界気象機関(WMO)事務局長に提出し、その後公開する予定。【気象庁】