一般財団法人環境イノベーション情報機構
外務省 COP16(気候変動枠組条約第16回締約国会議)CMP6(京都議定書第6回締約国会合)等 概要を公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.12.13 【情報源】外務省/2010.12.10 発表
外務省は、2010年11月29日から12月10日までメキシコのカンクンにおいて開催されたCOP16(気候変動枠組条約第16回締約国会議)、CMP6(京都議定書第6回締約国会合)等の結果概要を公表した。公表によると、COPでは、「コペンハーゲン合意」に基づく、2013年以降の国際的な法的枠組みの基礎になり得る、包括的でバランスの取れた決定が採択された。その一部として、同合意の下に先進国及び途上国が提出した排出削減目標等を国連の文書としてまとめた上で、これらの目標等をCOPとして留意することとなった。これにより、我が国が目指す、すべての主要排出国が参加する公平かつ実効的な国際枠組みの構築に向けて交渉を前進させることとなった。
CMPでは、京都議定書第二約束期間に対する各国の立場を害しない旨脚注で明記しつつ、COPと同様に先進国の排出削減目標をまとめた文書に留意することとなった。また、AWG-KP15(第15回 京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する特別作業部会)の作業の成果を踏まえ、今後の交渉の土台となる文書が作成された。
なお、AWG-LCA(条約の下での長期協力行動のための特別作業部会)は、さらに一年間作業を継続することが決定された。また、AWG-KP(京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する特別作業部会)での作業も引き続き継続されることになった。【外務省】