一般財団法人環境イノベーション情報機構
EANET(東アジア酸性雨モニタリングネットワーク)第12回政府間会合開催
【地球環境 酸性雨】 【掲載日】2010.11.29 【情報源】環境省/2010.11.26 発表
環境省は、平成22年11月23日・24日の両日、新潟県新潟市で、東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)の第12回政府間会合が開催された。EANETはアジア13カ国が参加している酸性雨観測のネットワークで、[1]東アジア地域における酸性雨問題の状況に関する共通理解の形成促進、[2]性雨防止対策に向けた政策決定に当たっての基礎情報の提供、[3]東アジア地域における酸性雨問題に関する国際協力の推進−−を目的としている。
今回の会議では、第7回政府間会合(平成17年・新潟)の決定に基づき議論を行ってきた、「EANETの強化のための文書」の採択を行った。このことにより同省では、資金の拠出を含め、各国のより積極的な貢献が期待できるとしている。また、23日(火)には松本環境大臣、カンボジア環境長官、モンゴル自然環境観光副大臣及びフィリピン環境天然資源副大臣等の参加者を得て、ハイレベルセグメントを開催、EANETに寄せる期待が述べられるとともに、カンボジア、日本、モンゴル、ミャンマー、フィリピン、韓国及びタイの7カ国の代表が「EANETの強化のための文書」への署名を行った。なお、残る6カ国(中国、インドネシア、ラオス、マレーシア、ロシア、ベトナム)は、国内手続きが整い次第、署名する見込み。
この他、EANETの中期活動計画(2011〜2015年)、2011年作業計画及び予算等を採択した。【環境省】