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環境ニュース[国内]

関電・高浜発電所用MOX燃料の返還 米政府が承認

エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.03.07 【情報源】資源エネルギー庁/2002.03.06 発表

 2002年3月5日(米国時間)、米政府から日本政府に対し、関西電力(株)高浜発電所用のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の英国返還を承認するとの連絡があった。
 MOX燃料は、使用済み核燃料の中から回収したプルトニウムを通常のウラン燃料と混ぜた燃料。現在、日本国内に使用済み核燃料をMOX燃料に加工できる施設がないため、日本の電力会社はフランス・イギリスの再処理工場に加工を発注している。
 今回返還が承認されたMOX燃料は、関西電力が英国核燃料公社(BNFL社)に加工を発注し、加工完了後の1999年7月から10月にかけて、英国から日本に輸送されたものであったが、その後BNFL社の品質管理データに不正がみつかったことから、2000年7月に日本から英国へ返還することが日英政府間で確認され、現在、高浜発電所に保管されている。
 米国の承認が必要となったのは、このMOX燃料の原料となった使用済み核燃料が、米国から日本に移転したウランを使用した後のものであることにより、日米原子力協定が適用されるため。
 なお今回の承認を受け、関西電力(株)・BNFL社を含む関係者は返還実現のための調整を続けていく予定。【資源エネルギー庁】

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