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環境ニュース[国内]

田島環境副大臣 気候変動非公式閣僚級会合に出席

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.09.07 【情報源】環境省/2010.09.06 発表

 田島環境副大臣は、9月2日(木)及び3日(金)に、スイスのジュネーブで開催された気候変動非公式閣僚級会合に出席した。
 今回の会合は、スイス及びメキシコ政府の主催により、45カ国及びEUの関係閣僚等が出席、途上国における排出削減及び適応を支援するため、長期資金として先進国が2020年までに毎年1000億ドルを動員するとの目標と、新たな基金の設立がコペンハーゲン合意に盛り込まれたことを踏まえ、新たな基金の管理方法、先進国による資金供与全般の監督の在り方、資金源、民間セクターの役割等について議論がなされた。
 その結果、新たな基金の設立の必要性について参加者間で認識が共有されたものの、資金源や資金供与全般の監督の在り方については依然として意見の隔たりがあった。
 具体的には、途上国からは、民間セクターの役割は補完的なものであり、先進国が公的資金の拠出をまず約束すべきこと、資金供与全般の監督組織を新たに設置すべきとの主張がなされた一方、先進国からは、公的資金のみでは膨大な資金需要を満たすことはできず、民間資金の役割が重要であること、新たな監督組織は不要との主張がなされた。
 これに対し、田島環境副大臣より、日本は短期資金支援を着実に実施していること、コペンハーゲン合意を踏まえて、全ての主要国が参加する公平かつ実効性のある国際枠組みの構築が必要であり、資金についても、緩和などとバランスのとれたパッケージとして、既存の組織を有効に活用しつつ、途上国の取組を効率的に支援できる仕組みとすべきこと等の主張を行った。
 今後は、COP16に向けた公式の交渉会議として10月に中国・天津にて開催される次回特別作業部会(AWG)においては、今回の会合での議論も踏まえて、引き続き、新たな基金の管理方法や、監督組織の在り方等を主な論点として議論が行われる見込み。【環境省】

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