一般財団法人環境イノベーション情報機構
京セラ、北海道電力のメガソーラーに1000kWの太陽電池を供給
エネルギー】 【掲載日】2010.08.26 【情報源】企業/2010.08.24 発表
京セラは、北海道電力が建設を始めた大規模太陽光発電所(メガソーラー)の「伊達ソーラー発電所」(北海道伊達市)向けに、国内販売子会社の京セラソーラーコーポレーションを通じて多結晶シリコン太陽電池モジュール1000kW(1MW)分を供給する。同発電所は北電が手がける初めてのメガソーラー。完成と営業運転の開始は2011年6月を予定している。同発電所は、室蘭地区の工業地帯などに電力を供給する伊達発電所構内に建設し、敷地面積は約3ha。出力1000kWで、年間発電電力量は一般家庭300世帯分の電気使用量に相当する約100万kWhを想定。年間500tのCO2排出量を削減する。8月4日に安全祈願祭を実施して、8月中旬に基礎工事を開始。9月中旬から京セラの太陽光モジュールなど、機器のすえ付けを始める。
北電は2020年度までに計5000kW(5MW)程度の大規模太陽光発電の導入を目標に掲げ、伊達ソーラー発電所が最初の1000kWとなる。同発電所の建設・運転の経験を通じて、今後の太陽光発電所建設に関して検討を進めていく。
京セラは今回の北電のほか、東京電力に1万3000kW(13MW)、九州電力に3000kW(3MW)、四国電力に1700kW(1.7MW)のメガソーラー向け太陽電池モジュールの供給が決まっている。国内電力各社は2020年度までに全国で約30カ所、計14万kW(140MW)のメガソーラーの建設を計画。京セラは国内公共・産業用太陽光発電システム市場で累積設置容量シェアトップの実績をアピールして、受注拡大を目指す。