平成１４年度道路関係新施策についての「社会実験」実施地域募集開始

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2002.03.04 【情報源】国土交通省／2002.03.01 発表

　国土交通省道路局は、平成１４年度の道路関係新施策についての社会実験のテーマ・実施地域を公募する。公募期間は平成１４年４月１日から２６日まで。
　この社会実験は、道路に関する新施策を本格的に導入すべきかどうかを判断するために、地域住民の参加により、場所と期間を限定して新施策を試行、評価を行うもの。国土交通省では平成１１年度から、地球温暖化対策のための交通需要マネジメント（ＴＤＭ）などの社会実験を実施しており、今回の公募でも、道路に関する新施策のアイディアを幅広く募集してい
る。
　応募資格は国土交通省道路局と共同で実験を実施することが可能な（１）地方公共団体、（２）ＮＰＯ法に基づくボランティア団体、（３）公的な任意団体（ただし、対象施策に関連する地方公共団体の部局が構成員として含まれていることが必要）−−のいずれかに該当する組織。また応募テーマは、（１）現行の法令や制度の中で実施可能、（３）平成１４年度に実施でき、実験終了後３か月以内、最低年度末までに実験の成果を報告可能、（４）成果の公表が可能−−の３点を満たすことが必要。
　なお実施地域は、国土交通省の「社会実験の推進に関する懇談会」で、施策の新規性、先進性などの観点から検討し、「現地で実験をただちに実施する地域」、「実験の熟度（実験計画、実施体制）の充実を図る必要性がある地域」の２区分で選定される。平成１３年度は「現地で実験を実施する地域」として１４地域、「実験の熟度の充実が必要な地域」として１２地域が選定
されている。【国土交通省】