一般財団法人環境イノベーション情報機構
エネルギー白書2010 閣議決定
【環境行政 行政資料】 【掲載日】2010.06.16 【情報源】資源エネルギー庁/2010.06.15 発表
経済産業省資源エネルギー庁は、2010年6月15日に閣議決定された「エネルギー白書2010」の内容を公表した。「エネルギー白書」は02年に成立したエネルギー政策基本法に基づいて、エネルギーの需給に関して講じた施策を毎年報告しているもので、10年度版が7回目の報告。
今回の白書について取りまとめた資源エネルギー庁によると、各国のエネルギー安全保障の定量評価による国際比較、再生可能エネルギーの導入動向と今後の導入拡大に向けた取組の2点をポイントとして上げている。
このうち、各国のエネルギー安全保障の定量評価による国際比較では、エネルギー政策立案に際して地球温暖化問題への対応の要請が強まる中、各国の「エネルギー安全保障」を通時的に分析・比較することで、「エネルギー安全保障」の観点からのエネルギー政策の必要性を強調するとともに、その方向性を打ち出している。
また、「再生可能エネルギーの導入動向と今後の導入拡大に向けた取組」では、再生可能エネルギーに関する国際的関心の高まりを投資や事業展開動向に触れながら説明。我が国及び主要国の再生可能エネルギーの導入動向・実態を紹介するとともに、我が国の新たな政策展開として、昨年7月に成立したエネルギー二法をはじめとした施策内容の解説、今後の導入飛躍に向けた視点を述べている。【資源エネルギー庁】