一般財団法人環境イノベーション情報機構
2009年の地球全体と日本のオゾン層状況報告書 公表
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2010.06.04 【情報源】気象庁/2010.05.31 発表
気象庁は2009年の地球全体と日本のオゾン層の状況をまとめた「オゾン層観測報告:2009」を2010年5月31日までにまとめ公表した。報告によると、2009年の世界のオゾン量はオゾン層破壊が進む前の 1979年と比べて平均で2.3%少なく、長期的にみて少ない状態が続いていた。
2009年の南極オゾンホールの規模は、過去10年間(1999〜2008年)の平均をやや下回る規模であったが、長期的にみると依然として大きい状態が続いていた。
一方、国内3地点(札幌、つくば、那覇)における紫外線の観測によると、札幌では長期的にみて、 1990年代初めから統計的にみてあきらかに増加してた。また、つくばと那覇についても、長期的に緩やかな増加傾向を示していた。【気象庁】