一般財団法人環境イノベーション情報機構
国交省、環境省 平成22年度高速道路無料化社会実験によるCO2排出量の検討結果を公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.05.12 【情報源】環境省/2010.05.07 発表
国土交通省及び環境省は、平成22 年度の高速道路無料化の社会実験によるCO2排出量への影響について、予備的な検討結果を平成22年5月7日までに取りまとめ公表した。国交省の検討では、無料化にともい発生する可能性のある新規誘発交通や鉄道等他の交通機関からの転換交通については、実際の現象再現性が確保された計算手法が確立されていないことから、今回は考慮せずに一般道路から高速道路への転換に着目して試算を行った。その結果、現在の自動車からのCO2 総排出量が微減(△0.1%、△25万t/年)するとの結果となった。
また、環境省の検討では、全国を主要生活圏に区分し、その間の代表経路として鉄道、道路を選択できるとする仮定の下、土木学会マニュアル等に基づく方法を用いて、施策の影響に関する誘発交通等について一定の検討を行いつつ試算を行った。その結果、現在の自動車からのCO2 総排出量が微増(+0.1%、+33万t/年)するという結果であった。【環境省】【国土交通省】