日本政府、ケニア共和国の気候変動による自然災害対処能力向上計画等へ　無償資金協力

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2010.03.09 【情報源】外務省／2010.03.05 発表

　日本政府は、ケニア共和国政府が取り組んでいる「気候変動による自然災害対処能力向上計画」及び「森林保全計画」に対し、それぞれ5億円及び11億円の無償資金協力を行うことを決定。2010年3月8日、ケニア共和国の首都ナイロビ市において交換文書の署名式が行われた。
　「気候変動による自然災害対処能力向上計画」は、緊急災害対策に必要な施設・機材等を整備し、同国の気候変動による自然災害への対処能力を向上させるために必要な資金を供与するもの。
　また、「森林保全計画」は、森林資源情報の収集・分析体制等を強化し、水源林の保全活動など、同国の森林分野における気候変動対策を向上させるために必要な資金を供与するもの。
　なお、この協力は、気候変動対策に積極的に取り組む同国の姿勢を高く評価し、鳩山イニシアティブの一環として実施するものであるとともに、2008年5月の第4回アフリカ開発会議（TICAD IV）等において日本政府が表明していた、アフリカ諸国の気候変動対策における取組への協力強化を具体化するもの。【外務省】