「東京湾再生のための行動計画」に関する第2回中間評価を公表

【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2010.03.06 【情報源】国土交通省／2010.03.05 発表

　平成22年3月3日に開催された第6回東京湾再生推進会議で、「東京湾再生のための行動計画」にもとづく取組状況の第2回中間評価がまとまった。
　「行動計画」は、東京湾再生に向け、平成15年3月からの10カ年に達成すべき目標や、目標達成のための施策内容を示した計画で、東京湾再生推進会議がまとめた。
　今回の中間評価は、同計画にもとづく6年間の取組状況とその評価、今後の取組方針について示したもの。
　今後の取組方針としては、東京湾の水質については、陸域からの流入負荷は減少しているものの、底層部の溶存酸素に顕著な改善傾向は見られず、依然として厳しい生物生息環境となっており、過去から堆積している底泥が影響していると考えられるが、きれいな砂で海底面を修復した箇所では改善効果がみられるなどの報告がありました。また、東京湾再生のための行動計画の計画期間はあと4年となり、少しでも早く東京湾が生態系を回復し、多くの生物が棲みやすい水環境となるよう、各主体が連携して、東京湾再生の水環境改善に向けた取組を継続していくことの重要性を確認した。【国土交通省】