一般財団法人環境イノベーション情報機構
温暖化防止に向けたライフスタイルの変革目指し「環の国くらし会議」を設置
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.02.14 【情報源】環境省/2002.02.13 発表
地球温暖化防止に向けたライフスタイルの変革を目指し、環境省は平成14年2月13日、「環の国くらし会議」の開催を決定した。「環の国くらし会議」には西田ひかるさんや長嶋茂雄・巨人軍前監督夫人の長嶋亜希子さんら各界で活躍中のオピニオンリーダーの参加が予定されている。「環の国」とは、平成13年2月に当時の森首相の主宰により「21世紀『環の国』づくり会議」が内閣に設置された際に提唱された概念で、20世紀型の「大量生産・大量消費・大量廃棄の社会」に代わる「持続可能な簡素で質を重視する循環型社会」をイメージしている。また、「環の国日本を目指して」は平成13年版環境白書のテーマにもなっている。
今回の「環の国くらし会議」では、日常の暮らしから生ずる温室効果ガスの削減に向け、国民一人ひとりの自発的な取組みを促す応援メッセージを発信していくこと、今後推進すべき取組みについて検討を進めることを目指しており、第1回会合は、平成14年2月16日に新宿御苑旧洋館御休所で開催される予定。
1999年の温室効果ガス排出量は、1990年に比べ6.8%上回っているが、このうち産業部門からの排出が0.8%の増加であったのに対し、民生(家庭)部門からの排出は15%、自動車などの運輸部門からの排出は23%増加しており、これらの部門での効果的な対策が求められている。【環境省】