一般財団法人環境イノベーション情報機構
大気汚染防止法 平成20年度施行状況を公表
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2009.12.22 【情報源】環境省/2009.12.21 発表
環境省は、大気汚染防止法の平成20年度施行状況をとりまとめ公表した。発表によると、大防法の規制対象施設のうち、ばい煙発生施設は平成20年度末時点で220,008施設(平成19年度末の218,388施設)であった。
施設の種類別では、ボイラーの141,787施設(64.4%)が最も多く、ディーゼル機関の33,195施設(15.1%)、ガスタービンの8,786施設(4.0%)がこれに続いた。
揮発性有機化合物排出施設数は、3,768施設であった(平成19年度末:3,776施設)。そのうち、主な揮発性有機化合物排出施設は、多い順に粘着テープ又は包装材料等の製造に係る接着用の乾燥施設(948施設、25.2%)、塗装施設(780施設、20.7%)、塗装用の乾燥施設(521施設、 13.8%)であった。
特定粉じん発生施設(石綿製造・加工施設)は、平成19年度末までに全て廃止されたが、吹付け石綿等が使用されている建築物の解体などの「特定粉じん排出等作業」は平成20年度は12,548件(平成19年度:14,735件)あった。
一方、自治体による平成20年度立入検査件数は25,506件、行政処分施設数は9件、勧告その他の行政指導施設数は914件だった。【環境省】