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環境ニュース[国内]

国連総会漁業決議のための非公式協議 開催結果公表

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2009.11.30 【情報源】水産庁/2009.11.27 発表

 平成21年11月16日から11月23日までニューヨークの国連本部において、国連総会漁業決議のための非公式協議が開催された。
 国連では、持続的漁業に関する国連決議を毎年採択している。決議案は9月と11月に開催される2回の非公式協議で議論され、12月の総会で採択されることになっている。
 今回の非公式協議では、公海底魚部分を除く漁業関連決議については、9月の第1回協議の結果を反映した議長案に沿って議論が行われ、第2回まぐろ類地域漁業管理機関合同会合の結果等最近の動きに言及する新たな項目が追加された。
 公海底魚漁業関連については、9月のレビュー会合の結果を踏まえた議長案を元に議論が行われ、各国・地域漁業管理機関が06年の国連決議に基づいて行った漁業の脆弱な生態系に対する影響評価や管理措置の導入に一定の評価が与えられる一方で、必ずしも全てのケースで決議が十分に実施されているわけではないことに対する懸念も示された。
 また、影響評価を実施せずに漁業が行われているケースがあることに強い懸念が示され、議論の結果、FAOガイドラインに従って影響評価が実施されるまでは深海漁業を行わないことが明記された。
 さらに、操業中に脆弱生態系に遭遇したことを判断するために、FAO深海漁業ガイドライン、影響評価及び既存の保存管理措置を踏まえて、明確な基準を策定すべきことが明記された。
 なお、2011年に今回の決議の実施状況に関する再レビューを行うこととなった。【水産庁】

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