第6回「国際水田・水環境ネットワーク」シンポジウム　東京で開催

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2009.11.02 【情報源】農林水産省／2009.11.02 発表

　農林水産省は、INWEPF日本国内委員会が（独）国際協力機構（JICA)との共催により、第6回国際水田・水環境ネットワーク（INWEPF）シンポジウムを、2009年11月16日に東京・新宿区のJICA研究所にて開催すると発表。
　このネットワークは03年の第3回世界水フォーラム期間中に開催された「水と食と農」大臣会議の結果を受け、当時の大島農水大臣の提案により創設された国際的な共同作業グループで、アジア・モンスーン地域の国々を中心とした17カ国が加盟、毎年シンポジウム及び運営会議を開催するとともに、水田農業の持つ生態系保全機能や洪水防止機能、地下水涵養機能などの多面的機能を中心に、水田、水環境に関する情報を収集、共有し、これらの知見を世界水フォーラムなどの国際会議で発信している。
　今回のシンポジウムでは、「水田の多面的機能の価値と評価」及び「水田かんがい技術普及のための支援手法（参加型水管理の普及手法等）」をテーマに意見交換を行う予定。
　また、11月17日にはINWEPF加盟国及び関連国際機関等の参加により、INWEPFのワーキンググループによる活動の報告と今後の活動の展開方向に関する検討を行う運営会議、翌18日には千葉県東金市の「参加型水管理の取組事例」と鴨川市の「市民参加による棚田オーナー制度などの棚田保全の取組事例」の現地視察を行う予定。【農林水産省】