一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成20年度特定特殊自動車使用燃料の抜取調査結果を公表
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2009.10.28 【情報源】環境省/2009.10.27 発表
環境省は、平成20年度の特定特殊自動車の使用燃料の抜取調査結果を公表した。特定特殊自動車(公道を走行しない作業用自動車)は、車両メーカー指定の燃料以外の燃料が使用される場合があると言われており、メーカー指定外燃料の使用は、排出ガス性状の悪化やエンジントラブルの原因となる恐れがあるため、環境省は、平成18年度より使用燃料の抜取調査を実施している。
平成21年1〜3月の期間に、全国の軽油を燃料とする特定特殊自動車から、使用燃料を82サンプル採取し、硫黄分の分析をした。分析の結果、硫黄分の質量比が10ppmを超えるサンプルは16あり全体の約19%(前年比13%減)、50ppmを超えるサンプルは11あり全体の約13%(前年比3%減)を占めるとのこと。
軽油以外の燃料を使用していると思われるサンプル数は3年連続で減少傾向にある。
また、過去3年分のサンプルを分析結果、[1]使用燃料中の硫黄分の質量比は東日本より西日本の方が多い。[2]西日本ではA重油混合の可能性が高い傾向にある。[3]東日本では灯油混合の可能性が高い傾向にある。−−とのこと。【環境省】