一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成21年の南極オゾンホール 最近10年間の平均と同程度に達する見込み
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2009.09.25 【情報源】気象庁/2009.09.25 発表
気象庁は、2009年9月25日 09年の南極オゾンホールは最近10年間の平均と同程度達するとの予想を発表した。09年の南極オゾンホールは、8月中旬に出現、8月下旬から急速に拡大し、9月21日時点で、2340万km2とすでに南極大陸をほとんど覆うようになった。
今後の見通しとして同庁では、オゾン破壊を促進するマイナス78℃以下の領域の面積が最近10年間の平均と同程度で推移していることや、大気中のオゾン層破壊物質の濃度は、1990年代後半のピーク後は緩やかに減少しているものの依然として高い状態が持続していることなどから、10月のはじめにかけて、最近10年間の平均と同程度に達すると予想している。
なお、世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)が取りまとめた「オゾン層破壊の科学アセスメント:2006」では、今後数十年間はオゾンホールが現れると予想している。【気象庁】