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環境ニュース[国内]

関電高浜発電所4号機の蒸気発生器伝熱管1本で応力腐食割れ

エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.01.31 【情報源】原子力安全・保安院/2002.01.30 発表

 平成14年1月4日から定期検査中の関西電力(株)高浜発電所4号機(加圧水型、定格出力87万キロワット)で1月30日、3基ある蒸気発生器の伝熱管10,100本について渦流探傷検査(ECT)を実施したところ、うち1本の伝熱管の1次冷却材入口側管板拡管部で欠陥が生じていることを示す信号が認められた。
 この欠陥は、蒸気発生器製作時に伝熱管を拡げる作業を行った際に局所的に加わった力と、運転中の圧力とが積み重なって、伝熱管内面に応力腐食割れが発生したものと推定されたため、関西電力では、欠陥が認められた伝熱管を施栓するとともに、原子力安全・保安院に対して報告を行った。ただし、このトラブルによって外部に対する放射能の影響はないという。
 なお、報告を受けた原子力安全・保安院では、関西電力から提出された原因と対策の内容を妥当であるとの見解を発表。蒸気発生器伝熱管の施栓については、電気事業法に基づき改めて工事計画が関電から申請される予定で、同院としては、申請があり次第、技術基準に照らし審査するとしている。【原子力安全・保安院】

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