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環境ニュース[国内]

平成20年の水害被害額の速報値を公表 約1,630億円

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.08.06 【情報源】国土交通省/2009.08.06 発表

 平成20年に発生した水害による被害額が全国の合計で約1,630億円となったことが、国土交通省の21年8月6日付け発表であきらかになった。
 平成20年は、「8月末豪雨」及び「7月末豪雨」などにより、愛知県、富山県や石川県を始めとして全国各地で大規模な水害が発生した。
 今回の公表内容は、国土交通省が毎年作成している「水害統計(注)」20年版の速報。20年の水害による死者が20名、行方不明者が3名、負傷者が71名、被災建物棟数が38,153棟に上ったことを報告するとともに、各都道府県、市区町村からの報告をもとに、建物、家庭用品、事業所資産、農作物、公共土木施設、公益事業の各被害額を算出している。
 算定結果によると、20年の水害被害額の内訳は建物、家庭用品、事業所資産などの一般資産被害額が982億円、公共土木施設の被害額が約606億円、公益事業の被害額が39億円と算定している。
 なお、平成20年の被害額は、台風の上陸が8年ぶりになく、台風による被害も少なかったことなどにより、平成11年(1999年)からの過去10年間で最低となった。

(注)「水害統計」は昭和36年に調査を開始している。20年版の最終的な取りまとめ結果の公表は、21年度末の予定。

【国土交通省】

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