一般財団法人環境イノベーション情報機構
2001年の世界と日本の平均気温値確定 世界は観測史上3位、日本は12位の暑さに
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.01.21 【情報源】気象庁/2002.01.18 発表
気象庁は、平成14年1月18日に2001年の世界と日本の平均気温の確定値を発表した。2001年12月に発表された速報値では、2001年の世界の平均気温は観測史上2番目の暖かさになる見込みだったが、確定値では平年(1971年から2000年の平均値)との差は+0.42℃で、1880年代以降では1998年、1990年に続いて3番目に暑い年になった。
また、2001年の日本の平均気温は平年との差が+0.18℃で、1889年以降12番目に気温が高い年になった。
この観測結果を含め、世界では1980年代中頃から、日本では1990年代はじめから高温傾向が続いており、気象庁ではその要因として「二酸化炭素の増加による地球温暖化の影響か、数十年程度の規模で繰り返される自然変動が考えられる」との見解を示している。
なお2001年に、平年値のデータが更新(これまでの1961年〜1990年の気温から1971年から2000年の平均値に改訂)されたのを機に、気象庁では年平均気温の平年との差を割り出す計算式についても、国際的に広く使われるようになっている手法にあわせることにした。平年とは暦年の一の位が1である年から数えて30年間の平均値で10年ごとに更新されることが、WMOにより国際的に取り決められている。【気象庁】