一般財団法人環境イノベーション情報機構
中電、浜岡原発1号機の破断事故について原因究明のための解析・試験計画を提出
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.01.17 【情報源】原子力安全・保安院/2002.01.17 発表
中部電力(株)は浜岡原子力発電所1号機で余熱除去系の蒸気配管が破断した事故の原因究明のための解析・試験計画を平成14年1月17日に原子力安全・保安院に提出し、原子力安全・保安院はこの計画内容を妥当であると判断し、この計画に基づく解析・試験の実施にあたって、進捗状況に応じ柔軟に取り組むよう指示した。
浜岡原発での破断事故については、平成13年12月13日に原子力安全・保安院が「事故原因は水素の急速な燃焼が関係していた可能性が高い」とする中間とりまとめを公表しているが、事故原因の特定や再発防止策の検討を更に進めることが必要とされていた。
なお、中部電力(株)の解析・試験計画を踏まえ、原子力安全・保安院では今後(1)配管破断原因の特定、(2)事業者における技術評価、技術維持の対応(3)安全規制への反映−−などの点について、調査検討を進めていくとしている。【原子力安全・保安院】