一般財団法人環境イノベーション情報機構
08年の地球全体と日本のオゾン層状況報告書 公表
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2009.04.27 【情報源】気象庁/2009.04.27 発表
気象庁は2008年の地球全体と日本のオゾン層の状況をまとめた「オゾン層観測報告:2008」を09年4月24日までにまとめ公表した。報告によると、世界のオゾン全量の推移は、1980年代を中心に減少が進み、大規模なオゾン層破壊が始まる前と比べて現在も少ない状態が続いている。
また、2008年のオゾン全量の世界の分布は、赤道域の一部を除くほとんどの地域で参照値(1979〜1992年の平均値)より少なかった。
南極オゾンホールの規模(最大面積など)の変化は長期的にみると、依然として大きい状態が続いている。
紫外線は、国内3地点(札幌、つくば、那覇)の観測によると札幌は長期的にみて、1990年代初めから統計的に増加していることが明らかであった。また、つくばと那覇についても、長期的に緩やかな増加傾向を示している。【気象庁】