一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本原燃、使用済燃料受入れ・貯蔵施設内で漏水の可能性 調査開始へ
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.01.07 【情報源】原子力安全・保安院/2001.12.28 発表
日本原燃は平成13年12月28日、青森県六ケ所村に建設中の使用済燃料受入れ・貯蔵施設内のPWR(加圧水型軽水炉)燃料用貯蔵プールで、同年7月以降、5か月以上にわたって1秒間に2滴程度の水が確認されていることから、漏水の可能性があると判断し、平成14年1月から調査を開始すると発表した。プールの漏えい検知装置は平成8年から出水を検知することがあったが、これまでは3〜4か月で停止していたことから、原燃は結露水によるものと判断していた。
ただし、漏えい検知装置からの排出水については、液体廃棄物処理設備で処理されており、この件で外部環境への影響はないという。
なお、この件について原子力安全・保安院では、原燃からの今後の調査結果の報告を待って、随時必要な措置をとっていくとしている。【原子力安全・保安院】