一般財団法人環境イノベーション情報機構
生態毒性予測システム「KATE(ケイト)」のインターネット版を更新、スタンドアロン版も公開へ
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2009.03.10 【情報源】環境省/2009.03.09 発表
環境省と独立行政法人国立環境研究所は、生態毒性予測システム「通称:KATE(ケイト)」の改良インターネット版「KATE on NET」を平成21年3月9日に公開、スタンドアロン版「KATE on PAS」も3月中旬に公開予定と発表した。「KATE(注)」は、(独)国立環境研究所において開発された生態毒性QSAR(定量的構造活性相関)モデルの1つで、化学物質の構造式等を入力することにより、魚類急性毒性試験の半数致死濃度及びミジンコ遊泳阻害試験の半数影響濃度を予測することができる。
昨年1月から、インターネット版「KATE ver0.1(試用版)」が公開されており、「KATE on NET」は、その改良更新版。
今回さらに、スタンドアロン版「KATE on PAS」が開発された。これによりインターネットへの接続が不要となり、ユーザより要望のあった化学構造式等についての機密性の保持をより確実なものとして、生態毒性を予測することが可能となった。【環境省】【国立環境研究所】
(注)KAshinhou Tool for Ecotoxicityの頭文字をとって「KATE」と命名している。