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環境ニュース[国内]

建設廃棄物の最終処分量、再資源化量増え平成7年度の30%に削減

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2001.12.25 【情報源】国土交通省/2001.12.25 発表

 国土交通省は平成13年12月25日に、平成12年度に全国の建設工事から搬出された建設廃棄物建設発生土などの建設副産物の排出総量や再利用状況の調査結果を公表した。
 公表結果によれば、公共土木工事や建築着工戸数の減少により、平成12年度の建設廃棄物排出量は、前回調査時の平成7年度に比較して8,500万トン(15%)減少。建設発生土量も工事現場内での土砂の有効利用などにより、2億8,400万立法メートル(36%)減少していた。
 また、再利用状況としては、コンクリート塊やアスファルト・コンクリート塊の再資源化率はそれぞれ「平成7年度の65%に対し平成12年度96%」、「平成7年度の81%に対し平成12年度98%」と大きく進展しているが、建設発生木材については「平成7年度の40%に対し平成12年度38%」と横ばいだった。
 ただし、建設廃棄物全体の再資源化等率(縮減化・工事間利用含む)は「平成7年度の58%に対し平成12年度85%」と大きく向上しており、建設廃棄物の最終処分量も平成7年度の4,100万トンの30%にあたる1,280万トン(東京ドーム約10杯分)まで抑制されたほか、建設工事において利用された土砂のうち、他工事から搬入し利用された建設発生土の割合も、「平成7年度の32%に対し平成12年度54%」となった。
 なおこの調査はこれまで5年ごとに実施されていたが、建設リサイクル推進の観点から平成14年度以降は毎年実施されることが予定されている。【国土交通省】

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