一般財団法人環境イノベーション情報機構
オフセット・クレジット(J−VER)制度 初申請が提出される
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.12.08 【情報源】環境省/2008.12.04 発表
環境省は、オフセット・クレジット(J-VER)制度に、初の申請が提出されたことを公表した。この制度は、国内のプロジェクトにおいて実現された温室効果ガスの排出削減・吸収量を自主的なカーボン・オフセットに用いられるクレジットとして認証するため、今年11月14日に創設され、11月17日より申請受付が開始されており、12月3日に事務局である気候変動対策認証センターに第1号の申請が行われた。
今回申請のあった案件は、高知県が住友大阪セメント株式会社高知工場で行うプロジェクトで、セメント工場のボイラー燃料について、化石燃料から未利用林地残材に転換するというもの。事業年度は、2008年4月1日〜2013年3月31日。想定排出削減量は、2008年度が1,956t-CO2、2009年度が2,934t-CO2、以降未定。
今後、認証センター内の内部審査を経たのちに、オフセット・クレジット(J-VER)認証運営委員会による登録の審議を受けることになる。【環境省】