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環境ニュース[国内]

WTO、第4回閣僚会議以降の交渉見通し「環境と貿易交渉は相当困難」

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2001.12.19 【情報源】外務省/2001.12.19 発表

 外務省は第4回WTO閣僚会議以降のWTO関連の動きの今後の見通しについてとりまとめ、公表した。
 2001年11月にカタールのでドーハで開催された第4回WTO閣僚会議では、新ラウンド開始をうたう閣僚宣言を含め3つの宣言が採択され、新ラウンド立ち上げが合意されている。
 外務省の説明によれば、まず2002年1月末までに、交渉を総括する貿易交渉委員会(TNC)の第1回会合が開催され、この会合で交渉の枠組みと基本的なスケジュールが議論される予定。これらの基本的な枠組みが決定されて、初めて実質的な交渉が可能となる。
 また、ドーハでの新ラウンド立ち上げの段階では、即時の交渉開始が合意されなかった、投資、競争、貿易円滑化、政府調達透明性などの「シンガポール・アジェンダ」(1996年のWTOシンガポール閣僚会議で検討していくことが決定されたテーマ)については、第5回閣僚会議の後でコンセンサスを得た上で多国間のルールについて交渉することとなっている。
 一方、新ラウンドの対象にするかどうか、ぎりぎりまで意見の一致が見られず、ドーハでの閣僚宣言でようやく新ラウンドで交渉開始が合意された「環境と貿易」について、外務省では「EUが強力に主張した結果、交渉対象にはなったものの、どのような枠組み・スケジュールで交渉されるかについての合意がなく、相当困難な調整が行われる可能性が高い」と今後の展開を予想している。
 WTO新ラウンドの交渉終了期限は2005年1月1日までの見込み。【外務省】

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