一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成20年度間伐・間伐材利用コンクールで受賞者が決定
【ごみ・リサイクル グリーン購入】 【掲載日】2008.10.08 【情報源】林野庁/2008.10.08 発表
平成20年9月30日に開催された、間伐・間伐材利用コンクール審査委員会で、同コンクールの20年度受賞者が決定した。このコンクールは全国森林組合連合会など森林・林業関係17団体で構成される「間伐推進中央協議会」が12年度から実施しているもので、20年度の応募総数は130件。
「林業事業体による森づくり」部門では、間伐推進中央協議会会長賞の夢の森つやま協同組合(宮城県)など2団体、「森林ボランティア団体等による森づくり」部門では、林野庁長官賞の特定非営利活動法人森づくりS川根・NPO(静岡県)など3団体、「暮らしに役立つ間伐材用」部門では、林野庁長官賞の家具製作所kiiro(長崎県)など6団体が受賞した。
このうち夢の森つやま協同組合では列状間伐に対する森林所有者の抵抗感をなくすため、3残1伐の列を斜め方向に交差させる列状間伐を実施している。また、高密度な作業路を開設し、全木が作業路に架かるようにチェーンソーで伐採し、集材・造材はハーベスタで直接に伐倒木をつかんで行うことで高い労働生産性を達成している。この他、間伐材を製材工場や合板工場へ直納したり、小径木加工用に販売したりするなど間伐材の材質に応じ、有利に販売することにより森林所有者への高い利益還元を実現している。
なお、授賞式は20年10月16日に会津若松ワシントンホテル(福島県会津若松市)で開催される「森林整備シンポジウム2008in福島」の中で行われる。 【林野庁】